電話相談初回無料

対応時間
平日 10:00~18:00
定休日
土・日・祝日

事前予約で時間外対応可能

法定相続分・遺留分・寄与分・みなし相続財産とは/けんめい総合法律事務所

けんめい総合法律事務所 > 相続 > 法定相続分・遺留分・寄与分・みなし相続財産とは

法定相続分・遺留分・寄与分・みなし相続財産とは

・法定相続分
一般的には、被相続人の遺言の内容に沿って相続が行われます。しかし、遺言が存在しない場合も当然あり得ます。

このような場合には、法律によって指定された相続人が、定められている相続分をその通りに相続するという相続方法をとります。

この、民法に従って決められた相続分のことを、法定相続分といいます。

 

・遺留分
遺留分とは、相続人となる配偶者や直系卑属、直系尊属に対して遺す、最低限の一定の財産のことです。

被相続人の財産の2分の1が遺留分となり、相続人が直系尊属のみで構成される場合は、3分の1が遺留分となります。

直系卑属とは、被相続人の子や孫のことを指し、代襲相続人(被相続人の死亡する以前に既に亡くなっている相続人に関しては、その直系卑属が相続人になること)も含まれます。直系尊属は、被相続人の両親や祖父母を指します。

上記からもわかる通り、被相続人の兄弟姉妹に遺留分が認められることはありません。

 

・寄与分
法定相続分に関しては、被相続人と相続人との間の事情を一切考慮せずに一律に定められています。こういった事情を省みるために、寄与分によって相続人の取り分を変更することができます。

寄与分は、遺産分割協議でまず話し合って決めることとなります。話し合いが上手くいかないときは、家庭裁判所に委ねる形になります。寄与分を除いた財産を法定相続分に従って各相続人に分割していき、寄与が認められた者には、寄与分も相続財産として加えられることになります。

寄与分が認定される相続人には、金銭等出資型、家事従事型、療養看護型の3種類が存在しています。

金銭等出資型とは、被相続人の事業の発展に寄与した場合を指します。

家事従事型とは、無報酬で被相続人の家業に尽くし、その家業による財産の増加に寄与した場合をいいます。

療養看護型とは、被相続人の看護を行った相続人のおかげで、付添人といった本来被相続人が支払わなくてはならないはずの費用が免除された場合を指します。

上記で記載した他にも、被相続人の財産維持に寄与した場合は、寄与分を認められることがあります。

 

・みなし相続財産
相続財産以外にも、財産とみなされるものがあります。被相続人の直接の財産ではなくとも、相続の発生によって取得できる財産であるという点で、実質的には財産のようなものとして結論付けることができます。

このみなし相続財産にも、本来の相続財産同様相続税が課せられます。

しかし、みなし相続財産の代表格である生命保険金と死亡退職金には、非課税控除の適用が認められる場合もあります。両者ともに、法定相続人1人につき、500万円まで適用することが可能です。

他にみなし相続財産とされているものについては、生命保険契約や定期金に関する権利、定期金の受給権等が挙げられます。

当法律事務所が提供する基礎知識

  • 強制送還(退去強制)とは

    ⬛️失業と在留資格の取消現に有する在留資格に対応する活動を、継続して3ヶ月以上行わないで在留している場合、在留資格の取消...

  • 外国人雇用と労務管理

    「労務管理」とは、企業側の管理業務のうち、従業員を管理する業務を指す言葉です。具体的には、・労働条件の確認、調整・就業規...

  • 財産目録とは

    財産目録とは、相続財産の種類や内訳、評価額などをまとめた一覧表です。遺産分割協議の際に、財産目録があると便利です。誰がど...

  • 離婚が認められる理由

    相手が話し合いで離婚に合意してくれない場合、裁判手続きで離婚をします。離婚が認められる事由が、民法に規定されています。相...

  • 遺産分割協議書の作成

    基本的に、遺産分割協議書の書式自体に規則はありません。手書きでもワープロでも認められます。しかし、記載するにあたっての必...

  • 婿養子の相続権について

    ■相続の基礎知識人が死亡すると、相続が発生します。相続の際には、故人を「被相続人」、故人の財産を相続する人たちを「相続人...

  • 消費者対応・クレームとは

    ⬛︎消費者問題の難しさ企業は一般の消費者に比べて多くの知識や強い交渉力を持っていることから消費者を保護するために消費者保...

  • 顧問弁護士の必要性やメリ...

    ⬛︎顧問弁護士とは顧問弁護士とは、企業と顧問契約を結んだ弁護士です。顧問契約を締結したお客様は弁護士に定期的に企業法務な...

  • 足立区 企業法務のご相談...

    「コンプライアンス経営を実践していきたいが、何から取り組めばよいのか分からない。」「民法が改正されると聞いたが、現在使用...

  • 法定相続分・遺留分・寄与...

    ・法定相続分一般的には、被相続人の遺言の内容に沿って相続が行われます。しかし、遺言が存在しない場合も当然あり得ます。この...

よく検索されるキーワード

代表弁護士紹介

岩田弁護士の写真
弁護士
岩田 憲明(いわた のりあき)
所属
第二東京弁護士会
ご挨拶

「弁護士に相談するなんて敷居が高い」と考えている方も多いかもしれません。しかし、法律のプロである弁護士に相談したことで、問題が長期化・複雑化せずに解決したというケースは多いのです。

相続問題や離婚問題など、一人で悩まずにご相談ください。分かりやすい言葉でご説明させていただきます。

相談料

電話相談料:初回無料

面談相談料:30分5400円(税込)

事務所概要

法律関係のお悩みは、プロの弁護士にご相談ください。 お早めにご相談いただくことによって、スムーズな問題解決が可能となります。

名称 けんめい総合法律事務所
代表者 岩田 憲明(いわた のりあき)
所在地 東京都千代田区神田須田町1-24神田AKビル8階A号室
電話番号/FAX番号
【TEL】

03-3526-2307

0120-305-293

0120-915-246

【FAX】
03-3526-2308
アクセス
  • 東京メトロ銀座線 神田駅徒歩0分
  • JR神田駅 徒歩3分
  • 東京メトロ丸の内線 淡路町駅徒歩5分
  • 都営地下鉄新宿線 小川町駅徒歩7分
  • JR秋葉原駅 徒歩8分
対応時間 10:00~18:00(事前予約で時間外対応可能です)
定休日 土・日・祝日(事前予約で時間外対応可能です)

ページトップへ