電話相談初回無料

対応時間
平日 10:00~18:00
定休日
土・日・祝日

事前予約で時間外対応可能

婿養子の相続権について/けんめい総合法律事務所

けんめい総合法律事務所 > 相続 > 婿養子の相続権について

婿養子の相続権について

■相続の基礎知識
人が死亡すると、相続が発生します。相続の際には、故人を「被相続人」、故人の財産を相続する人たちを「相続人」といいます。相続人が被相続人の遺産を承継することを遺産相続といいますが、その際には法定相続分に従って遺産を分割する、もしくは、改めて遺産分割協議において決定した相続分に従って、遺産分割を行います。
このように、被相続人の遺産を承継するためには、相続権の認められる相続人である必要があります。それでは、お婿さんの相続権はどのように考えれば良いのでしょうか。お婿さんには相続権が認められるのかについて、ここから詳しく見ていきましょう。

 

●婿養子の相続権
お婿さんというと、妻の側の姓を名乗っている人がそれにあたります。一方、お婿さんの中には、妻の姓を名乗るだけでなく、義理の親との養子縁組をする人もいます。しかし、単に妻の姓を名乗っているだけのお婿さんと、婿養子となっているお婿さんとでは、相続において大きな差異をもたらします。どのような違いがあるのでしょうか。ここからは、前者を「婿」、後者を「婿養子」として説明していきます。

 

先ほど確認した通り、婿と婿養子では、養子縁組をしているか否かという違いがあります。それにより、法的に義理の親との親子関係を持つか否かという違いが生まれることになります。つまり、婿養子になれば、相続権が得られ、妻の両親が亡くなって相続が発生した場合に、その遺産を承継することができます。しかし、単なる婿の場合には、相続権を有していないため、妻の両親の遺産を承継することはできません。
したがって、婿と婿養子では、妻の両親の遺産を承継することができる立場にあるか否かという点で大きな違いがあるのです。もっとも、養子縁組を行っていない婿の場合にも、遺言によって相続させること自体は可能ですが、確実な相続権を持つには養子縁組は必須ということになります。

 

●婿養子の実際の相続分
それでは、婿養子になるといかなる割合で相続分が認められるのでしょうか。
婿養子になれば、実の子と同じように相続することができます。そのため、相続分も実子と同割合になります。なぜなら、婿養子であれば、相続に関する権利が実子と同様に認められるからです。ここで一つ疑問になるのは、婿養子の実親の相続権についてです。妻の両親の相続権を得る代わりに、実親の相続権が失われてしまうのではないか、と不安になる方もいるのではないでしょうか。この点、養子縁組をして新たな法的親子関係が結ばれたからといって、実親との親子関係はなくなりません。
そのため、継続された親子関係の下、実親の遺産も当然に承継することができます。また、実親の遺産相続分も、婿養子になるか否かによって変化することはありません。つまり、婿養子は、実親と義理の親、両方の遺産を承継することができることになるのです。

 

けんめい総合法律事務所では、婿養子の相続権等、相続全般に関するご相談を幅広く承っております。豊富な経験と知識を持った弁護士が、ご相談者様のお悩みに一生懸命に向き合い、賢明な解決策をご提案いたします。

相続問題でお困りの際は、当事務所までお気軽にお問い合わせください。

当法律事務所が提供する基礎知識

  • 外国人労働者を受け入れる...

    ■外国人労働者を受け入れるメリット・デメリットとは外国人労働者を受け入れることについては、良い点・悪い点の両方が存在しま...

  • 離婚の流れ

    「配偶者と離婚を考えているが、なにから始めたら良いか分からない」「離婚をしたいと思っているので、とりあえず離婚届を提出し...

  • 外国人労働者の雇用保険

    ■雇用保険について雇用保険とは、労働者が失業した際に必要な給付を行って労働者の生活や雇用の安定を図ること、そして、再就職...

  • 法定相続分・遺留分・寄与...

    ・法定相続分一般的には、被相続人の遺言の内容に沿って相続が行われます。しかし、遺言が存在しない場合も当然あり得ます。この...

  • 相続の流れ

    被相続人の死亡によって、相続は開始されます。しかし、相続財産が相続人の手元に来るまでには、複数の段階を踏む必要があります...

  • 消費者対応・クレームとは

    ⬛︎消費者問題の難しさ企業は一般の消費者に比べて多くの知識や強い交渉力を持っていることから消費者を保護するために消費者保...

  • 離婚の慰謝料請求(不貞行...

    「離婚によって心に深い傷を負ったため、慰謝料を請求したいと考えている」「相手の不倫による離婚の場合、慰謝料を請求すること...

  • パワハラ(パワーハラスメ...

    ■パワハラとはパワハラとは、パワーハラスメントの略称であり、近年において特に職場でのトラブルとして問題視されています。従...

  • 足立区 企業法務のご相談...

    「コンプライアンス経営を実践していきたいが、何から取り組めばよいのか分からない。」「民法が改正されると聞いたが、現在使用...

  • 父親が親権を獲得するため...

    子どもがいる夫婦が離婚する場合、親権者を定めなければいけません。もっとも、ほとんどの場合、母親が親権者となっています。父...

よく検索されるキーワード

代表弁護士紹介

岩田弁護士の写真
弁護士
岩田 憲明(いわた のりあき)
所属
第二東京弁護士会
ご挨拶

「弁護士に相談するなんて敷居が高い」と考えている方も多いかもしれません。しかし、法律のプロである弁護士に相談したことで、問題が長期化・複雑化せずに解決したというケースは多いのです。

相続問題や離婚問題など、一人で悩まずにご相談ください。分かりやすい言葉でご説明させていただきます。

相談料

電話相談料:初回無料

面談相談料:30分5400円(税込)

事務所概要

法律関係のお悩みは、プロの弁護士にご相談ください。 お早めにご相談いただくことによって、スムーズな問題解決が可能となります。

名称 けんめい総合法律事務所
代表者 岩田 憲明(いわた のりあき)
所在地 東京都千代田区神田須田町1-24神田AKビル8階A号室
電話番号/FAX番号
【TEL】

03-3526-2307

0120-305-293

0120-915-246

【FAX】
03-3526-2308
アクセス
  • 東京メトロ銀座線 神田駅徒歩0分
  • JR神田駅 徒歩3分
  • 東京メトロ丸の内線 淡路町駅徒歩5分
  • 都営地下鉄新宿線 小川町駅徒歩7分
  • JR秋葉原駅 徒歩8分
対応時間 10:00~18:00(事前予約で時間外対応可能です)
定休日 土・日・祝日(事前予約で時間外対応可能です)

ページトップへ