コンプライアンス・危機管理・不祥事対応
⬛︎コンプライアンスとは
コンプライアンスとは、「法令遵守」という意味であり、業務が法律に違反しないやり方で行えるよう会社の組織を整備することを求めるものです。バブル崩壊後に相次いで発覚した企業の不祥事を受けて、一部企業では法律違反を防ぐ組織の構築が義務化されました。
⬛︎コンプライアンスの方法
コンプライアンスが徹底され、法律上のトラブルが発生しない組織をつくるための方法としては、就業規則のような会社のルールにコンプライアンスに関する事項を反映させる、社員への啓発と教育、社内から適正な業務が行われているかチェックするコンプライアンス部などの部署を作るなどの方法が考えられます。
これらの対策を行うにあたっては、弁護士などの専門家からコンプライアンスの内容について正しい指導を受けた上で、会社にあった方法を選択することが重要です。
⬛︎不祥事対応
コンプライアンスを徹底し、法令違反が起こらないよう十分注意していたとしても、不祥事が発生してしまうことがあります。特に現代では、インターネット上の炎上という方法から会社の問題が発覚するなど、不祥事への対応も一層困難なものになりつつあります。
不祥事への対応にあたっては、早期の情報収集により事態の全容をできるだけ早く把握すると同時に、今後の裁判や行政機関との折衝も見越した上でトラブル相手方との交渉やマスコミ対応などを行い、会社の信用をできるだけ損ない形で、早期に解決させる必要があります。そのためにはトラブルや不祥事対応に慣れた弁護士のサポートが有用です。